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もっと読む:ミーニング・ノート 1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくる

まえがき

あなたに起きる出来事をどう意味づけるかで、あなたの行動は変わり、結果が変わります。

例えば、仕事場のちょっとしたトラブルで、お客さんが怒ってしまったことを想像してみてください。特にあなたが悪い訳でもありません。でも、お客さんは、カンカンに怒ってしまっています。
こんな時にあなたはどう思うでしょうか?

「あー、めんどくさい人につかまっちゃったな……。」と思いますか?
それとも「こういう、ついてない時もあるよね」と思いますか?
はたまた「これ、成長するチャンスだ!」と思うでしょうか?
あなたに起きた出来事をどう意味づけるかで、あなたの行動は変わります。

「めんどくさいな」と意味づけたら、イヤイヤ謝るかもしれません。「たまにある、ついてない時」だと意味づけたら、心を無にしてサラっと対応するかもしれません。「成長するチャンスだ」だと意味づけたら、知恵をしぼってどうにか良い解決策を探すかもしれません。

出来事をどんなふうに意味づけるかは、100人いたら100通りでしょう。正解があるわけではありません。ここで知ってほしい大切なことは意味づけは、あなたの行動の方向性を決めるコンパスの役割を果たしているということです。

そして、行動が変わると、結果が変わります。

この繰り返しで人生が変わってくるのです。

自分に起きる出来事に価値や可能性を見つけ出す力を、「意味づけ力」と私は呼んでいます。これから紹介するノートの方法を続けていると、この「意味づけ力」が高まるので、「ミーニング・ノート」と名づけました。

意味づけ力が高い人は、どんなことが起きても可能性を見つけて、突破できるようになります。なぜなら、価値や可能性を感じると、人は思わずワクワクして、いつもより丁寧に、積極的に行動できるようになり良い結果が出る可能性も高まるからです。

エジソンは、電球を発明するまで1万回も失敗したそうです。ある記者から、「1万回も失敗して、大変でしたね」と聞かれた時に、エジソンはこう答えたそうです。

失敗ではない。1万通りのうまくいかない方法を発見したのだ。

もし、エジソンが1万回も「失敗だ」と思いながらやっていたら、辛すぎて、実験を続けられなかったかもしれません。「発見」だと意味づけて、うまくいく方法に近づいている可能性をエジソンは感じていたからこそ、成功するまで研究を続けられたのでしょう。

ここで、少し私の話をさせてください。私は大学卒業後、父が経営する会社に入社しました。しかし、リーマンショックの影響で、その会社が民事再生を申請し、一家全員無職という事態に。32歳で初の就職活動を行うなど、ゼロから人生を切り開かなくてはいけませんでした。

そこで、「チャンスを逃してはいけない」という想いから1日3つ、自分に起きる出来事の中からチャンスを探してノートに書き始めました(これがのちに「ミーニング・ノート」に発展します)。そこから人生が好転し、転職した一部上場企業では1年で部長に昇格、外資系スタートアップ企業にも社外取締役として参画し、現在は自分の会社を立ち上げて、ミーニング・ノートを広める活動を行なっています。

なぜ意味づけ力が、この時代に大切なのでしょうか?

変化が激しく、何が起きるかわからない今の時代は、長期的な夢や目標を描きにくくなっています。この本を手にとっているあなたも自分の進む道に不安や迷いが生じる時があるのではないでしょうか。こんな時代には、実際に目の前に起きる出来事を捉えて、変化に柔軟に対応していかなければいけません。そこで、自分に起きる出来事=チャンスに価値や可能性を見出す「意味づけ力」が人生を切り開く鍵になってくるのです。

そもそも、何が起きるかなんて、私たちには全てをコントロールすることはできません。でも、起きたことをどう意味づけるかは100%自分次第です。完全にコントロールできる意味づけ力を高めることは、自分の人生の舵取りをする力を高めることと同じ意味があるのです。

本書では、ノートを使って意味づけ力を高める方法をご紹介します。

とてもシンプルで、やることはこれだけです。

・チャンスを毎日3つノートに書く
・ノートに書いたチャンスを見返す

この2つを繰り返すことで、いつもは無意識に行なっていた意味づけを認識し、さらにコントロールするところまで引き上げていきます。

そしてチャンスを記録したノートを見ていると、自分の進む道が見えてきます。

なぜ、毎日3つなのか

なぜ、チャンスなのか

なぜ、ノートに書くのか

なぜ、見返すのか

全て理由があります。

チャンスの探し方、書き方、見返し方に、それぞれコツがあるので、本書で具体的にお伝えしていきます。

「日記を何度やっても、いつも三日坊主で終わっていたのですが、このノートは簡単で楽しいから、3年続けています!」というような声をよくいただくのですが、それはミーニング・ノートがシンプルな方法で楽しく続けられるからなんです。

たった数分でできる簡単な方法ですが、ミーニング・ノートに向かう時間は、自分と対話して人生を深める豊かな時間になります。

涵養(かんよう)」という言葉を、尊敬するある先生から教えてもらいました。
水が自然に染み込むように、無理をしないで、ゆっくりと養い育てること、という意味だそうです。

ミーニング・ノートを通じて、自分を理解し、意味づけ力を高めて、人生を作っていくプロセスは、まさにこの「涵養」という言葉がピッタリだと思いました。

自分にとって大切なものを、水が染み込むように、確実に育てていく。

そんなイメージです。

ミーニング・ノートはシンプルな方法ながら、効果は絶大です。

一人でも多くの方に、この方法をお伝えしたくて、この本を書きました。

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